文系国立大学院修士の時の食費が1万円だった話する?
大学院に入った時に上京したおいらは、とにかくお金がなかった。
というのも「研究に専念する」なんて大義名分でバイトを一切する気が無かったからだ。
そうすると、全部の収入を奨学金に頼る他なくなる。
貧乏な家だったので、もちろん仕送りはない。
大学院の学費も自分で出さなきゃならないし。
おいらの通った大学院は免除が通りにくいところで、結局半額免除も通らんかった気がする。そうすると年間50万円かかるわけで。
そんなわけで日本学生支援機構から借りた金額
月16万円!!
すごい、普通の社会人の手取りくらいあるぞ…!!
内訳としては、月額
第一種…8万円
第二種…8万円
でした。
そっから、学費の50万円をプールすることを目的に、自然と節約生活が始まったのであった。
【当時の平均的な家計簿内訳(月額)】
・住居費…6万円
→もっと安いところに住んでもよかったのだけど、東京はなんか怖そうだったので、大学院に近い大通りに面したところにした。不動産屋にお願いして、大家さんに月5,000円ほどまけてもらった。築20年位で駅徒歩7分、16平米のユニットバス1R。1階が飲食店だったので、Gとの壮絶な戦いを繰り広げることになるが、それはまた別の話。
・光熱費…1万円
・通信費…8千円
・医療費…5千円
・定期代…2千円
・本代…8千円
→だいたい研究室か図書館で借りれていたし、コピーとかで賄うことも多かった。自分の負担はそこまでなかったかも。
・雑費…2千円
コミュ障で飲み会とかも苦手なタイプだったので、交際費はほぼかからなかった。同期とは教室や学食とかで話したりしてたし。そんな仲良くもなかったけど。
そして、食費が1万円 である。
だいたい合計月10.5万円。家賃以外で4.5万円ですな。これが当時の平均的なおいらの支出だった。
16万円-10.5万円だったので、月5.5万円は貯金していた。そうすると年間で66万貯金できる。学費を考えるとカツカツである。
・年間収支…収入:192万円 支出:126万円 貯金:66万円
※大学院生の皆様、参考になれば。
●食費1万円で何を食べていたか大公開!
先に断っておくが、チートをしていた。実家である。米を送ってもらっていたのだ(たまにお菓子もあった。お菓子を食べられる幸せは筆舌に尽くし難い)。そこだけは許してほしい。
本当は一日700円で、月2万円くらいの食費で生活しようと思っていたのだが、蓋を開けてみるとそんなかからなかったという。
●節約のコツ
週1回、特売品を買い込んで小分けにして冷凍。(大体毎週の予算を2,000円くらいに設定)。野菜は茹でるなど下処理してこれも冷凍。漬物も良い。
…これだけである!
買うものはだいたいルーティンで、
・食パン(6枚切り)
・肉類(300円くらいのものを2つ〜3つ)
・卵
・野菜(その日の特売品)
これをひたすら回していた。
大体の毎日の献立
・朝…食パンに目玉焼きをのせたもの、昨日の残りの味噌汁
→合計40円くらい
・昼…お弁当(卵焼き、ウインナー、プチトマトと野菜のサラダとか
浅漬けとかとふりかけ米。昨日のおかずを残しておいて詰めることも
多々あり)
→合計100円くらい
・夜…ご飯とお肉を使った料理(野菜含む)と味噌汁
→合計160〜200円くらい
これで一日300円位になる。これ×30日でだいたい9,000円〜1万円。
捗った食材
①乾物(特にわかめ、しいたけ)
安い上に膨らむ!素晴らしい。しいたけは出汁にも活用。
②もやし
いわずもがな。かさ増しの王道。近所のスーパーは20円だった。
ナムルが好きでいろんな味のナムルを試していた。ナムルは正義。
③大根
あんなでかいのに1本100円で買えたり。煮たり炒めたり漬けたりと万能。
④白菜
これも煮ても炒めても蒸しても漬けてもよし。安かったミンチとで作る重ね蒸しをポン酢で食べるのが至高であった。(豚こまでも良い)
⑤ごま油と豆板醤
これを使うだけでなんとなく味が決まるため、多用。ごま油と豆板醤と豆腐で麻婆豆腐ばっか作ってました。豆腐50円だからだいたい60円位の料理。
こんな感じでした。
同期はお金持ちが多かったので、月1万円の食費だって言ったら超驚いてたなぁ〜。この生活のお陰でダイエットに成功し、5キロ位は痩せたはず。でも、3食しっかり食べていたので、ひもじい思いは全然なく、食生活には満足していた。
と、所帯じみた投稿をしてみた。
1万円でも全然満足できるぞ!ということは声を大にして伝えたい。
しかし、この時の後遺症か、肉とか野菜をやたら小さく切ってしまうようになってしまい、家人から「貧乏くさい料理」と常に言われていたことは内緒な。あと鶏肉はももでなく胸!
その反動で今は全く自炊しなくなり、家人と二人で一月約20倍位の食費が
かかっていることも内緒!!