おちゃ的劇場型日記

社会不適合なのに元気な元文系大学院博士課程の現在・過去・未来。人によると波乱万丈らしい。

四・二五あんバターサンド事件

お茶は激怒した。

事の発端は「俺のベーカリー&カフェ」だった。

 

とあるブロガーさんの投稿を見て、俺のシリーズにベーカリーがあること、そのあんバターサンドが美味しそうでしかも持って帰れること、そしてそれが家人の会社の近くにあるということを知り、思わず購入をLINEで頼んだのだった。

 

そしたら家人からの返信が「職が決まったらね」であった。

はぁ?である。

何回も書いて申し訳ないのだが、家人は40歳になるまで定職につかず安定したお給料がなかった。それをおいらが学生でありながらアルバイトをして支え、会社員として支えてきたというのに…ちょっと無職だからって…。

 (#^ω^)ビキビキ

とはこういう時に使うのであろう。

 

あんバターサンド、680円である。

そりゃ安いとは言わない。だけど決して買えなくはない価格である。

おめぇが定職についてないときも、ケーキとかガンガン食ってたでしょうがぁぁぁぁぁと叫んだ。

 

あまりにも切ないので、次の日は上野公園でお昼にパン(2個で250円)を食べた。

お茶は水筒に入れたものを持参。

その日の食費は結局、この250円だけであった。しかし、家のご飯をおにぎりにすればお金使わなくてよかったな、とそんな風に思ってしまっている自分がいる。

 

図らずもその日25日は、やめた会社の給料日。

働いてたときは、ランチ1,000円は当たり前。

それにプラスしてダイエットで特茶だのおやつだのなんだのガンガン買っていて、一日2,000円くらい使っていたでしょうか…。
約10分の1、それが無職。

さらに家人の詰めを和らげるべく甲斐甲斐しく家事に勤しんでいるので、家計全体の食費も相当減っている。それなのにこの仕打ち。世知辛すぎる。

無職、それだけでこんなにも虐げられるのである。全国のニートの皆さん、共に泣こう。

 

しかも何が悲しいって、新婚のときなんて「◯◯のケーキが美味しいんだって!」と言ったら、原付片道30分飛ばして買ってきてくれたりしたのに、次の日にはあんバターサンドのあんの字も忘れている家人である。

時は非情なり。

 

ちなみに家人は、「職が決まるまでスキンシップも禁止」としており、近寄るだけで逃げる有様である。人権が欲しい。

 

あんまりにも腹が立ったので、なんとか時間を見つけて自分で買いに行く。

結局、人は一人なんだよ。自分でなんとかするしかないんだよ。そう悟るアラフォーであった。

あんバターサンド、待ってろよ!