おちゃ的劇場型日記

社会不適合なのに元気な元文系大学院博士課程の現在・過去・未来。人によると波乱万丈らしい。

(元)上司と僕の45日間戦争。

4月2日。それは元上司が平社員になった記念すべき日である。

 

思えば、彼との戦いは壮絶だった。

特段厳しいことを言わず、会議や日々の質問に的確なコメントをしつつ成績を出し、皆がやりたがらない仕事を率先してやりチームを盛り上げていた僕は、結構彼に好かれていた。

毎回の席替えでは常に隣の位置に配置され、辟易したものだった。「お茶さんと隣の席が良いー」と皆の前でのたまったときは、本当にどうしようかと思った。

 

どうやら僕は、特段好きでもない人に好かれる傾向がある。

どうも人からは、すごく人当たりがよくて、人懐っこくて人好きのように見えているようなのだ。

真相は得てして逆で、とにかく人が嫌いである。

例えば、訪問時に誰かついてきて、商談が終わった時、「なんであんなに仲良くなれるんですかー?」とか言われるが、全く仲良くなっているつもりはない。ただ、相手は少し心を許したりしている。とても不思議だ。そんなすぐに仲良くなれるわけないだろう?今の会社はホワイトだけど、心を許せる人はほぼいないし。

 

ともかく、元上司もそんな人だった。

カミカゼアタックをした時、彼は相当ショックを受けているようだった。というのも、元上司がいかにイケてないか、マネジメントできてないか、仕事してないかをぶっこんだからである。彼がチームに着任したときにぶち上げた夢物語は、その9割が実現していない。伝達事項が漏れる。重要事項を忘れる。教育すべき若手を教育していなかった。チームの状況を見て的確な指示が出せない。そもそもチームの現状に全く気付けていない。そんな人がする評価は信用出来ないと。そうぶっこんだのだった。

言ったときは意図を持ってはいたが、実際ショックを受けてめちゃくちゃ傷ついている人を目の前にすると、心が傷んだ。すまない元上司。

さらにそれを、元上司の上の上司にまでぶっこんだため、彼の社内的立場を相当に悪くしてしまったと思う。ごめんよ。それでもどうしても引けなかったのだよ僕も。

 

ぶっこんで一旦話が終わったあと、僕は元上司が好んでいたあれこれを意識的に辞めた。後輩への助言や面倒を見ること、会議での的確な発言、雑務の引受、営業で目立つ成績を出す、引き継ぎ企業を多数引き受けるなどなど。

 

しかし彼は僕に何も言わなかった。言えなかったのだ。

そんなマネジメント力だからこうなっちまうんだよ。それに気付いてほしい。

それを言うべきか迷ったが、だけど言わないでおいた。

それが優しさかどうかは、今になってもわからない。

 

すまない元上司。でも僕も会社を去るよ。10人中9人がもったいないという会社を去るよ。痛み分けとしようじゃないか。

君が這い上がってくれることを願うよ。人生ハングリーにいこうじゃないか。

 

はい、偉そうー!何様!!

そんな君にこの言葉を贈るよ。

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元気でね。