おちゃ的劇場型日記

社会不適合なのに元気な元文系大学院博士課程の現在・過去・未来。人によると波乱万丈らしい。

大抵の人がご存知のIT企業を退職しました

無職、無職だ。そこのけそこのけ無職が通る。

晴れて無職になったので、皆さんの投稿を「いいな〜」と指を加えて見ていた退職エントリってやつを、おいらも書いて見ようと思う。かなり長い自分語りになってしまったので、覚悟のある方だけどうぞ。

これまで

文系大学院博士課程を中退。カネになるような研究分野でもなかったので、その年の頃には会社を選べず、ひとまず小さい企業に飛び込んだのが数年前。入ったら営業祭りで営業で結果を常に出してなんとかやってきた。その後は、いろいろな仕事を任せてもらい、イベント企画設計やらマーケティングやら、WEB周りやら、エンジニアの方とお仕事する機会にも恵まれた。それこそ、管理職と管理部の仕事以外は全てやったと思う。

 

そんな中、退職して転職活動を始めた。軸は大手企業。

大きい会社だったらできることがあるのかな、そう思って活動したら、約2週間で内定まであっさり決まった。日本の結構な数の人が知っているIT企業の営業職。ただし、契約社員として。それが約2年前のことである。

 

正社員から契約になるってことで、交渉して給料は50万円年俸で上げてもらったので、参考になれば。あと、エージェントも使ったけど、結局行った企業はリクナビネクストからの応募でした。リクナビネクストの対象外年齢だったろうけど(笑) 

何をやったか

自社ツールの営業。全国津々浦々。新規とルート営業半々くらいだったかな。

まぁ、ひたすらに営業ですね。来る日も来る日も、営業。それが我々の仕事。

なにせ有名な大企業だから営業がめっちゃ楽で、ビビった記憶がある。

テレアポもガンガンアポ取れるし、まず話を聞いてくれるのが8割くらいいるのだ。すごい。ブランドや知名度ってものの強さをここにして体感しましたね。

 

仕事については、辛いとか苦しい、しんどすぎると思ったことは正直、ない。

職場環境も恵まれていたし、残業を強制されたりとか、変な社訓読まされたりとか、一切なかった(むしろ残業し過ぎで怒られてた…上司すまぬ)。

むしろ、周りの人がちょっとしたことで体調を壊してしまうのを不思議な気持ちで見ていた。

タフでなければ、生きていけない。優しくなれなければ、生きている資格がない。 

 ―フィリップ・マーロウ

 

しかも、一社目のときによくあった、「テメー海とも山ともつかないような企業なんだから、まけろや!」とか「あれとこれとこれもセットにしてくれなきゃ、買わねぇ!」なんてのを呑む必要もなく、「じゃ、御社とは取引しません」というのがふつーに出来る。それでももっと売れるのだ。その凄さを学んだ。

 

もう一つ学んだのは、自分の営業スタイルはキャラ営業だってことと、「お願い営業」がフィットするタイプということ。一社目では「お願い営業」なんてしたことがなかったのだけど、見事にお願いグセが付いてしまった。慣れって恐ろしい。

 (※お願い営業…「これ◯件入れてください、お願いしますよ〜」といった感じの営業手法。一社目の頃はこの売り方が嫌いだったのだが…)

 

新規営業に関しては、割りと象徴的な数社を見事、不屈の闘志のもと勝ち取ることができて(これはお願い営業ではなかった、念のため。お願い営業はルート営業で力を発揮する)、営業成績も結果的にトップになった。

 

それでやりきった、というのが一番最初の転職理由。

不屈の闘志と書いたが、まぁその数社のうち何社かは提案が本当に大変で、脳みそ搾り切って資料作っていたし、プレゼンの前は睡眠時間数時間とかというのもあった。何回断られても次回につなげ、なんとか関係を築いてきた上での受注だった。お疲れ、俺。

まぁ、燃え尽きもあるのかもしれないですね。

営業はセルフモチベートが大事ってマネージャーは言っていたけど、そうなんでしょうね。(でも、モチベーション上げるのもマネージャーの仕事だと思うけれどね…)

 

2番目の転職理由は、営業やりきったからやりたいことがしたい!という強い思いだった。

前にも何回か書いているとおり、家人が会社員になって収入が安定したのが40歳過ぎてからだったので、それまで家計を割りと自分が支えているところがあったのだが、もう今は家人のほうが年収が高いので、少し「やりたいこと」にシフトした生き方をしたいと思ったのだ。

 

そして3番目。

ochatheater.hatenablog.com

である。

全てのものをなぎ倒して行ってしまった。

でも、後悔はしていない。

 

3つの理由を上げたけれど、根底には「社風というか、文化と合わない」という、根本的な問題があって、辞めてもいいかなとずっと何回も考えていたのだ。それを今回実行に移せたのが1〜3までの理由。

 

大手企業だからかよくわからないが、基本的には仕事ができる人が集まった会社だと思う。だから仕事が早いし、人のは手伝ったりせず自分のことをやったらすぐ帰る。みんな、「アフター7は映画!・合コン!・エステ!・ジム!」という女子や、「よし、これから出会い系の子と会ってくる!とか、ナンパしてくる!」とかそんな男子が集まる、キラキラ系の会社。

話題も、だいたい「彼氏彼女・妻・家・車・子供・お小遣いの少なさ・下ネタ」と人の噂や悪口やデマ、徒党組みあたりがデフォルト。

 

一方、おいらは非リアで結婚しているが子供はいないし、家も車も持っていない。下ネタを会社で言う人は好きじゃない。人の悪口や噂話、派閥なんかもっと嫌いだった。

表面上は会話に合わせることができるけれど、本当に腹を割って話せたのって、2年のうちで一人だけに一度、あったくらいだろうか。

(一社目で上のような話をしたのって、数えるくらいしかない。誰かが困れば、誰か助ける。そんな会社だったので、同僚ってやつはホント、大事なんですよね。でも選べないんですよね。辛いね。)

 

最低限の仕事しかしないというのは、別にそれでいいのだけれど、その分そういう人に割り当てられない仕事が自分に降ってくる。おいらはそういうのでも楽しくやれるタイプだからいいけれど(Mr.ポジティブ)。

働き方改革でこのあたりどうなるんでしょうね。

 

皆、仕事が好きではなくて、最低限のことをしてお金をもらう。そんな風に仕事を捉えていた。

おいらはというと、基本仕事好き人間なので、まぁそりゃ、浮くわな。

別にあなた達が仕事が嫌いなのはわかっているけど、それをおいらに押し付けないで。

(逆もまた、然り)

 

皆とても付き合いやすい、いい人たちなのだ。上の言うことは素直に従うし、しっかり結果を出そうとする。表面上はだいたいは仕事がしやすいように付き合ってくれる。だから、楽だったし、数名を除けばめんどくさい人もいなかった。

 

でも。志を持った人とお話する機会はついぞなかった。もし一人でもそういう人がいたら、まだ辞めていなかったかもしれないな。 

 

一社目でも、結局は自分と考えが近い方が相次いで退職したのがきっかけで辞めてるから、結局人とかビジョンで動くタイプなんでしょうね。

 

あと、事業会社のため、営業は本当に末端という扱いであったこと。

企画側は神のような存在で、そこから降りてきたものをただひたすら、売る。

手駒、である。

 

じゃあ、社内で異動すりゃよかったじゃん、営業職以外で、って言われたけど、他の部署でやっていることで面白そうってものが「一つも」なかってん。ごめんな。これは皆には言えへんかったよ。

 

大企業で働くということ

この前、大企業で働いてやめた人の退職エントリが少し話題になっていたけれど。

おいらは基本的に、大企業で働くとすごい楽だってことはお伝えしておきたい。

職場環境や福利厚生もしっかりしているし、来る人も選抜されているので、そこまで変な人は1%くらいしか入ってこない。

会社の体力があるから無茶な要求もつっぱねられる。売掛の回収が遅れても会社は傾かない。黒字部門があるから色んな投資ができる。営業もクソ楽。 

いわゆる社会的信用ってのもある。「えー◯◯で働いてるのー?!すごーい」

 

ただ、最初に大企業に入っちゃうと、そこから中小に行くのはたぶんキツイだろうな。スタートアップとかめっちゃベンチャーならいいかもしれないけど。おいらのように中小→大企業ならアリ。

 

この会社に入って後悔したことは1回しかない。

契約社員をバカにされた時。それだけ。

あとは感謝している。

 

一社目で、マーケティングや企画側とエンジニアとの仕事をゼロイチから作るという会社としても自分としても初めての試みをやって、相当たくさん失敗をした。

特にシステム開発では痛い目を見て、すぐ直せる代物ではないので、本当に倒れるかと思ったときもあった。それでメンタルがズタボロになって、自分の自信を完全に喪失していたから、全国から選ばれた営業の猛者が多数いる会社でトップになってMVPになったことで、自信を取り戻すことができたこと、「意外と自分ってくっそ頑張ったらなんとかなってるからほかもいけるんちゃう?」と思えたことは、本当に本当に感謝している。

 

これから

全く次が決まっていなくて就活もろくにしていないのに退職させてくれた家人には本当に頭が上がらない(けど、「無職がスタバに行くなんて図が高いんじゃー」とか罵られてますが)ので、必死で家事をやっているおいらですが、今んとこ本当に何にも決まってません。

 

ただ、売ることはもうやってきたので、作ることがしたくて。

作る仕事に就きたくて。

 

コンテンツビジネスに関われる仕事…。

まぁ、アラフォーで未経験だし、こんな面接結果なんで、ダメダメだけどな!

 

誰か作る系の面接のコツおせーてください。

手応えがまるでないんや…。面接とかの前に、企画を良い形にしないとダメなのだけれどね。でも何話しゃ正解なのかがまるでわからん。

生活が困窮したら、営業に戻ります…でもそれまでは、あがきます。

 

これから退職する君へ

人生は一度きり。全ては君次第。

自分が何に我慢できて何がどうしても嫌なのか、見定めたほうがいい。

よくある転職エージェントが裏で書いてるような記事を鵜呑みにしないで。

 

状況によって考えも感じ方も変わるから、その時その時でベストを考える。

そうして踏ん張ってたら、きっといい方向に進む。

そう信じて進むしかない。

 

自分もアラフォー未経験就職というでっかい荒波に飛び込むから不安しかない。

貯金もなくなるだろうな…。家人には毎日詰められてるし。

お互い頑張ろう。

ゴリラ姐さんのビッグサンダーマウンテン

どうも、毎日家人から就活しろと詰められているお茶です。

 

閑話休題。毎回(元)上司とか退職のこと書いているので、少し関係のない話をしてみる。

 

おいらにはウォッチしているツイッターユーザーが居る。

名付けてマウンテン・ゴリラ姐さん。

愛すべき人だ。

 

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姐さんはコーヒー狂で、とにかく色んな通なところのコーヒー屋に通っている。その写真をツイートする。だいたいサレオツな店だ。童貞のオイラには入れない種類のやつ。コーヒー狂には類友がいるようで、その人達と珍しいコーヒーをシェアしてはツイートする。姐さんはそんな人種だ。

 

エンゲル係数もすごいらしく、大体一人で月20万以上は食費に使っているとのこと。

給料いくらやねん。

 

どうやら、裕福なお家の出身で、旦那は超エリート。一時期旦那とNYに住んでいたようで、しきりにその界隈の人達にアピールしている。毎年、NYに行ってはエリートたちと交流を深めているらしい。姐さん自身も留学もしていたらしく、英語がペラペラで英語で仕事をし、海外に頻繁に出張しているらしい。OHキャリアウーマン。

 

そんな姐さんはもちろんカードもステイタスがすごい。ファーストクラスラウンジにも行けちゃうらしい。それを写真付きでドヤ顔でツイート。ゆるぎない。

 

しかし、姐さんが最近荒ぶったことがあった。

ひょんなことから姐さんの裏垢を知っていたのだが、そこで「こいつマジむかつくわー」みたいなことを言っていた。しかしそれが普段姐さんが言っていることと

完   全   に   一   致

していたのだ。

 

例えば、海外のオサレな都市に出張に行ったツイートをしたところ、その界隈に住んでいる人に「◯◯は行ったー?あそこは最高!」とか言っているだけなのだ。

それなのに、姐さんはそれが許せない。「仕事で行ってるんだから行けるわけ無いだろ!」なんて姐さん荒ぶっちゃう。

 

これは一体どういうことなんだろう?

せっかくオサレな都市に出張に行ったってマウントしたのに、そこに住んでる人からより詳しいリプライされたのでキレた?

彼女をこうさせるのは何なのか?素朴に疑問なのだ。愛すべき姐さん。

 

きっと姐さんは、何かしら生まれながらにコンプレックスがあるに違いない。

例えば、顔がゴリラとか。

それをどうしても消せなくて、色んなステイタスや知識などでマウントしようとするのだけど、それを侵そうとする存在が許せないのかな。

 

大学院に行ったおいらは、とんでもない人たちと出会っていた。

明らかに自分とは頭の使い方が違う人達。本当の意味で人種が違うのだ。

それに打ちのめされ、病んだときもあった。

そこで思いっきり鼻をぽきっと折られたのだ。それもあって、自分は研究職を諦めた。

 

姐さんにはきっとそんな経験がなかったに違いない。

愛すべき姐さん。

 

自分はすごい。人よりすごい。もっと私を見て!私を認めて!!!そんな叫びが、一つ一つのツイートから溢れてくる。

 

姐さんを見ていると、人間の「業」を思い知らされる。

そんな姐さんが愛しくてたまらなく、今日もウォッチを続ける。

(元)上司と僕の45日間戦争。

4月2日。それは元上司が平社員になった記念すべき日である。

 

思えば、彼との戦いは壮絶だった。

特段厳しいことを言わず、会議や日々の質問に的確なコメントをしつつ成績を出し、皆がやりたがらない仕事を率先してやりチームを盛り上げていた僕は、結構彼に好かれていた。

毎回の席替えでは常に隣の位置に配置され、辟易したものだった。「お茶さんと隣の席が良いー」と皆の前でのたまったときは、本当にどうしようかと思った。

 

どうやら僕は、特段好きでもない人に好かれる傾向がある。

どうも人からは、すごく人当たりがよくて、人懐っこくて人好きのように見えているようなのだ。

真相は得てして逆で、とにかく人が嫌いである。

例えば、訪問時に誰かついてきて、商談が終わった時、「なんであんなに仲良くなれるんですかー?」とか言われるが、全く仲良くなっているつもりはない。ただ、相手は少し心を許したりしている。とても不思議だ。そんなすぐに仲良くなれるわけないだろう?今の会社はホワイトだけど、心を許せる人はほぼいないし。

 

ともかく、元上司もそんな人だった。

カミカゼアタックをした時、彼は相当ショックを受けているようだった。というのも、元上司がいかにイケてないか、マネジメントできてないか、仕事してないかをぶっこんだからである。彼がチームに着任したときにぶち上げた夢物語は、その9割が実現していない。伝達事項が漏れる。重要事項を忘れる。教育すべき若手を教育していなかった。チームの状況を見て的確な指示が出せない。そもそもチームの現状に全く気付けていない。そんな人がする評価は信用出来ないと。そうぶっこんだのだった。

言ったときは意図を持ってはいたが、実際ショックを受けてめちゃくちゃ傷ついている人を目の前にすると、心が傷んだ。すまない元上司。

さらにそれを、元上司の上の上司にまでぶっこんだため、彼の社内的立場を相当に悪くしてしまったと思う。ごめんよ。それでもどうしても引けなかったのだよ僕も。

 

ぶっこんで一旦話が終わったあと、僕は元上司が好んでいたあれこれを意識的に辞めた。後輩への助言や面倒を見ること、会議での的確な発言、雑務の引受、営業で目立つ成績を出す、引き継ぎ企業を多数引き受けるなどなど。

 

しかし彼は僕に何も言わなかった。言えなかったのだ。

そんなマネジメント力だからこうなっちまうんだよ。それに気付いてほしい。

それを言うべきか迷ったが、だけど言わないでおいた。

それが優しさかどうかは、今になってもわからない。

 

すまない元上司。でも僕も会社を去るよ。10人中9人がもったいないという会社を去るよ。痛み分けとしようじゃないか。

君が這い上がってくれることを願うよ。人生ハングリーにいこうじゃないか。

 

はい、偉そうー!何様!!

そんな君にこの言葉を贈るよ。

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  `‐、{ へ  ’゙⌒ `!~ヽ. !     /{.  /
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.      ヽ       ヽ,.ァ‐'´ /ヽ 二 ,/`ヽ、::::::::: /

 

元気でね。

上司にKAMIKAZE・アタック★

上司が死んだ。社内的に。俺が殺した。ちょっとだけ後悔はしている。
 

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竹尾ワッ太派。

 
事の発端は契約更新面談だった。
大企業とは言っても、おいらはしがない契約社員だった。
なんでも役員の意向で、小さい会社出身者は皆契約で採ると。
 
東証一部上場かなんか知らんが、契約社員への当たりは強く、やらされる仕事はドサ回り、部内で底辺の仕事。正社員は高みの見物。
挙げ句の果ては「正社員より働け、成果を出せ、それなら正社員にしてやる」と平然とのたまう上司たち。
 
だからやってやりましたよ、正社員皆ぶっ倒してやりました。誰がどう見ても部内MVP、それがお茶。
そんで意気揚々と臨んだ契約更新。
突きつけられる契約更新の文字。
頭がおかしい。
 
一報を聞き、同じくドサ回りをやらされている契約社員の同僚たちに広がる動揺。
「私もそうだった。あれだけ苦しい思いをしたのに私も評価されなかった」続々と来る同様の声。
 
では私が倒そう。
そうして上司を猛攻撃で斬りつけた。
事業部長にもぶちまけ、他の上司にも掛け合い、彼の評価がいかにおかしいか、そしてもともと彼の能力がいかに低いかということを説いた。もともと、彼のマネジメント能力は本当に地の底みたいなもので、今のチームになる前も問題を起こしていたから、話が早かった。
 
賛同者が次々現れ、彼らも上司と事業部長に戦いを挑んだ。
事業部長が言った。
契約社員で入ったのが悪い」
 
よろしい、ならば戦争だ。
 

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そこから始まるハンガーストライキ。何もできない無能上司。OKOK、それが君の実力だ。
 
こんな環境で、こんな人達のもとで働くしかないのか、しかも営業で。と思うとあまりにもむなしく、次も決まっていないのに辞表を叩きつけた。
 
正直、部内は結構困ったと思う。
これからさらに営業を強化しようとしている最中なので。
通年で表彰されたの自分だけだったし。
でももう、知ったこっちゃねぇや。
 
肝心の直属の上司は、4月の人事で平社員になる。
めったに降格がない部署なので、相当目立っている。
広がる噂。これまで偉そうにしていた部下たちに次々と手のひらを返されている。
 
役職でこんなに変わるものなのだろうか。
それが正直薄ら寒くもあるのだけれど。
 
それでも、自分のカミカゼアタックが契機になって、残った契約社員の待遇が少しでもマシになってくれたらと心から願っている。

クリエイター落ちた日本氏ね

はいクソー!

 

先週の竹槍クリエイター面接から一週間。

99%ダメとわかっていたけど、結果がまだ来ないので「もしかしてワンチャン‥ワンチャンある‥!!?」なんて思っていたけどあっさりだめで。

 

しかもその理由が「社風と合わない。体育会系は無理」だとーーーー!?!?!?

こちとら逆上がりも2重飛び一回もできひんような運動オンチじゃこら!!

部活とかやったことないわ!

あれか、営業するために脳筋になったからか!?!?!?

 

散々焦らした挙句これってひどくない?わざと一週間あけてくるの優しさだとか思ってる?結果は早く出してくれたほうが次の行動取りやすくていいんじゃ!

そんなこともわからん会社なんて願い下げや!ばーかばーか!

 

‥はぁ〜。

もともと、クリエイターになりたいんやったらおいらの年齢と経歴やったらエージェント使うのは無理よな。スカウトメールきたからなんとなくやってみたけど、もうやめとこかな‥

作るものちゃんと作ってそれで応募してみるのが多分確実なんだろうな。

 

しかし、年齢で区切るのってなんなんでしょね?

たしかに加齢とともに認知も記憶も体力も衰えは感じるけど、その分経験があってさ。

それを未経験に活かすことができるとすごい思うんやけど。その年で、っていうお決まりのフレーズは聞き飽きた。なんで一本道のキャリアパスばっかり思い描いてしまうの。

それにこの高齢社会で若い人の感性や力ばっかり追いすぎててもあかんやん。

最近それをすごく強く感じるよ。

 

働き方改革つーならここらへんも変わるといいのだけど。

 

しかし、なー。

受ける企業受ける企業、お茶さんはフロントに行くべきだよ!

と言われ‥なんなんでしょうね。

自分が思ってる自分と相手への見え方がギャップがありすぎて辛いすわ。

適正ってなんなんでしょ。考えよ。

 

ノリが良くて明るくて軽くて楽しけりゃみんな営業なんすかねー?

クリエイターは寡黙で気難しくて芯があって扱いづらい?

そんな固定観念持ってるから貴社だめなんですよ。

 

潰れちまえ!二度と貴社のプロダクトつかわねーから!

ばーかばーか!

over40で新卒採用されるために必要だったこと

昨日ホットエントリになった42歳、45歳で新卒採用された話。ええ話しすぎる。

anond.hatelabo.jp

anond.hatelabo.jp

 

なんども紹介して申し訳ないが、家人は40歳の時新卒待遇で採用された

契約社員。新卒の給料からのスタート。

 

こうなるために、何が良かったのかってことを殴り書きしておく。

 

1位:仕事を紹介してくれる友人がいたこと

別に、仕事を紹介してほしくて友だちになった訳ではない。

ただの学校の友だちだったが、関係性は強かった。そうなるくらい、時間をかけて友だちになっていた。

つまり、人間関係。しつこくなるけど、やっぱりこれは一番重要。

 

その他は、順位なんてつけられない。だから箇条書きにする。

 

  • 理解のある両親

家人のご両親は仏のような方で、上の記事にも書いたように、フラフラしている家人に対し、なんの文句も言わず見守っていた(これについての賛否両論はあるだろうけれど)。そのご両親が、家人が起業するときに、資金として資産の最後の残りである300万円をくださった。このおかげで、我々は4年間生きることができた。

 

  • 生活をともにする人間、もしくは協力者を見つける

これはおいらのこと。

一人では生きていけなくても、二人ならなんとか生きていける。

それは、家賃光熱費、二人合わせた給料など物質的なところと、精神的なものが大きい。

起業して全くうまくいかなかった時の、家人の気持ちは計り知ることができない。

だけど、おそらく一人では潰れていたと思う。

夫婦でなくても、兄弟姉妹でも知人でもネットで出会った人なんでもいいから、物質的でも精神的なものでも、支え合える人がいることが重要だと思う。

別にヒモと言われてもいい。言わせときなはれ。

 

  • お金を自分で稼ぐ努力をすること

さっき、家人のご両親から300万円支援していただいた話を記載したが、4年で300万と考えると、1年75万。会社の経費にも使うから、もちろん生きていけない。我々二人は一方は自分の会社、一方は大学院に通いながら、アルバイトに勤しんだ。

おいらはその頃、高校のときに負った後遺症があったので、立ち仕事は無理だし、重いものも持てないしたくさんは働けない。その分家庭教師や定時制高校などの講師業に勤しんだ。これもいつかどこかで記事にしようと思うけれど、精神的にかなりキツかった。

 

そんな風に働いて二人で額面合わせて平均月20万〜25万くらい。なんとか生きていける金額だった。この中から家人の奨学金返済額を捻出できなくて、返済猶予を申し込んでいる。奨学金を借りていて返せないあなた、そんな制度もありますよ。

 

さておき、お金を自分で稼ぐ努力をすると、ある種の罪悪感が少しマシになる。その精神的な効果は大きい。そして、もっとお金を稼ぎたいというある意味ポジティブな気持ちを持つことができる。何らかの形で、社会と関わることになる。これは、何と言っても重要だと思う。

 

  • 好きなこと、少しだけ得意なことを見つける

それが就職の種になったりします。

別に1つでなくてもいい、途中で変わってもいいです。すぐには役に立たないかもしれないけれど、長い人生いつか役立つことがくるかもしれない。

なんでも経験した者勝ちと思います。

 

  • 受け入れてくれそうなところを諦めずに探す

キツイ。これは本当にキツかった。

おいらも30手前で就職活動したけど、そりゃもう書類でばっさばっさ落とされる。

まず受からない。家人なんてアルバイトすら受からない。

そりゃ絶望である。

でも、こんな自分でも受け入れてくれそうな共通点であったり、土壌を探せば意外なところに転がっていたりする。おいらも、とあるバックグラウンドが共通していて、最初の会社に入ることができた。家人の郵便局の仕分けは、ある種公的な会社だから受け皿が広いんじゃないかと思ったところが大きい。

いわゆる「ふつうの人生」ではない分、手間はかかるし辛いし、もう本当に嫌になっちゃうけど…でも諦めなければどこかに糸口はあるはず。

 

  • 正規非正規の枠に囚われすぎない

これはどこかの機会に別の記事で書こうと思うけれど。

絶対正社員がいい!と思って契約社員で受かった会社を辞退する、ちょっと待って下さい。正社員で入った会社が超絶ブラックとか、超合わないってことも往々にしてあるわけです。

それより、自分がやりたいなと思った仕事、それを大事にしてください。

少しでも没頭できるなら、いわゆる正社員になれる道もありますよ。

(個人的には別に正社員でなくてもいいかな、と思ってるけど)

 

最後に重要なことが、「生きることを諦めない」ということです。

これはおいらの勝手な願いだけれど。

自分たちがうまく行ってるからそんなこと言えるんだろうって言葉が聞こえてくるけれど。でもあなただって、そうなるかもしれない。そうならないと100%言い切ることは誰にもできないはず。

 

いくつになっても道がある社会がおいらにとって理想の一つなんです。

あなたの一歩が、その社会を近づけてくれます。私の完全なわがままですが、でもありがとうございます。

 

なんだかまとまりが悪くてキレも悪い文章になってしまってすみません。

だけど、残しておきたかった。

これを読んだ誰かが、少しでも心が温かくなりますように。

アラフォーからの未経験転職活動日記(興味のない企業編)

自分が好きでどうしようもなく成就したい相手に全く興味を持たれないってことがこんなに辛いってことをアラフォーになって初めて知る。


昨日の竹槍突撃具合がよっぽど堪えたのか、今日は3時まで眠れなかった。

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©地獄のミサワ

PK寝てないアピ

 

何がいけないかって、未経験転職でなおかつクリエイターになりたいくせに

舐めてやがる…こいつ舐めてやがるッ…!!てことだと思われる。

就職してからアラフォーになるまで、ここにも書いてるようにとにかく考えるってことを辞めている。

考えずにいくらインプットしても、何も出てこない。

要するに必要なインプットやアウトプットが足りない、圧倒的不足ッ…!!なのである。

 

もうこうなりゃやるしかない。やるしかないのだ。

そうまでしてなりたいって思っとるのだから。

 

■瞬間、心、重ねて

 

なんてことをぼんやりと考えながらとある会社の面接というか面談に向かう。

クリエイター系とは別のエージェントに紹介された企業。

よくよく考えて、どうしても興味が持てなかったので、応募はしてみたが辞退した。

いや、しようとした。そしたらエージェントにとにかく面談してみませんか。作る方の話もできるかもしれませんなんて人参ぶら下げるもんだから、アホなおいらは「ほほーい!うほほい!」とまんまと面談に向かうのであった。

(いやー、なんせ作る系の求人全然書類通らないんですよ)

 

ここで出会った人事の人が、とにかくおもろい人だった。

多分今年初めて会った人の中で圧倒的に魅力的。

自分で物事を考え、やりたいことはありつつもその目標に向かって行動を起こし努力している、そんなひとだった。

年齢はおいらより10個近く若い。でも、そんなこと関係ないくらい打ち解けてしまった。きっとあの会社は伸びるだろうな。

 

おいらをどのポジションに推薦するかの面談のはずだったのに、蓋を開けてみればその人事の人の身の上話が7割を占めていた。でもその身の上話がおもしろいもんだからついつい乗っちゃって深掘りしちゃって。その人事の方も「これは想定外!想定外です!すみません!!」と平謝りしながら、それでも更に話してた。自分が前職で鬱患ってたってことすら話してた(笑)

 

結局、案内されたポジションには最後まであまり興味は持てなかったんだけど、その人に会えたから今日は素晴らしい日だった。彼とは、この転職活動が終わったらまた会いたいなとお互い思えたことを確認し合ったので、会うことになると思う。なるといいな。

 

■袖すり合うも多生の縁

 

なぜこんな記事を書いたかというと、これまでの記事をご覧の皆さんには薄々感づかれていると思うが、とにかくおいらはコミュ障。人と付き合うだけで本当に疲れてしまう。とにかく人との付き合いを家人と2人の親友以外なるべく絶って生きてきたのだった。

 

でも昨日の衝撃的な面接について前職の会社をやめることを知っている同僚たちにぶちまけたら、なぐさめ、アドバイスし、良い記事を紹介してくれ、全然関係ないけど人と会わないか、プータローになるなら仕事を紹介してくれるという。泣けた。

 

家人の記事でも書いたけど、結構人とのつながりって大事っぽいな、ということをアラフォーにして、マジで初めて思い知らされている。

 

前職を辞めるときは「こんなクソ会社大嫌いだ!ばかやろー」と思っていたけど、今となってはこの人達に出会えてよかった、入れてもらってよかったな、と思っている。

その時はそれが絶対正しいと思っていても、時間の経過で全然違う風に感じることは往々にしてある。

もし過去の間違いに気づいたら、これから修正すればいいじゃない。

 

今日のあの人事の人との出会いも、時間が経ったらすごいことになってたりして。

人生わからないものである。行動するから、痛みも喜びも含めて変化が起こる、それを今体感している。

 

しかしアラフォー初体験シリーズだなこれ。